GMTマスターⅡとエクスプローラーⅡ。同じ3285でも、24時間ベゼルの使い方が違う
追加の24時間針を備える二本は、キャリバー3285、約70時間のパワーリザーブ、100m防水が共通です。それでも、ベゼルを回して表示を切り替えるGMTマスターⅡと、動かない目盛りを使うエクスプローラーⅡでは、時計との付き合い方が変わります。青黒ベゼルのオイスター仕様と白文字盤仕様に絞り、その違いを見ていきます。
| 項目 | 126710BLNR-0003/オイスター | 226570-0001/ホワイト |
|---|---|---|
| ケース直径 | 40mm | 42mm |
| 24時間ベゼル | 青黒セラクロム/両方向回転 | スチール/固定式 |
| キャリバー | 3285 | 3285 |
| パワーリザーブ | 約70時間 | 約70時間 |
| 公称防水性能 | 100m | 100m |
| 長さ調整 | イージーリンク/約5mm | イージーリンク/約5mm |
写真で見比べる

製品画像:Rolex ↗

製品画像:Rolex ↗
まず見るのは24時間目盛りの土台
GMTマスターⅡ126710BLNR-0003は、青と黒に分かれたセラミック製のセラクロムベゼルインサートを備えます。外周には指を掛ける刻みがあり、ベゼルを両方向へ回せます。エクスプローラーⅡ226570-0001は、スチールの固定ベゼルに24時間目盛りを刻んだ構成です。写真では、GMTの色のある輪と、エクスプローラーⅡのケースにつながる金属色の輪を比べると違いが明瞭。どちらも24時間針が一日で一周しますが、目盛り側を動かせるかどうかが機能上の分かれ目です。
二つの時刻を読む仕組みは共通。切り替え方が異なる
両方とも通常の時針を独立して調整できるため、24時間針で基準となる時刻を残し、時針を旅先の時刻に合わせられます。例えば基準時刻が18時なら、24時間針を18の目盛りで読む、という考え方です。GMTマスターⅡはさらに、ベゼルを回して別の時差を読み取れます。ただし公式ガイドでは、この状態は基準時刻に代わる別の時刻表示と説明されています。「三つの時刻がそれぞれ専用表示で常時見える」わけではありません。固定ベゼルのエクスプローラーⅡには、この目盛りの切り替え操作がありません。
白文字盤とオレンジ針は、どこに視線を導くか
写真のエクスプローラーⅡは、白い面に黒い輪郭の針とインデックスを置き、幅広いオレンジ色の24時間針を強く見せています。GMTの黒文字盤では白いインデックスが浮かび、青い24時間針は青黒ベゼルと色を揃えます。エクスプローラーⅡの24時間表示には、太陽の見えない洞窟や日が沈まない環境で昼夜を区別する役割もあります。旅行先の時差を知りたいのか、まず午前・午後を一目で区別したいのか。針と目盛りを視線でたどると、自分に読みやすい構成を判断しやすくなります。
40mmと42mm。ブレスの中央にも目を向ける
公称直径はGMTが40mm、エクスプローラーⅡが42mmです。掲載写真は縮尺が統一された実寸図ではないため、画面上の大きさだけで装着感を判断することはできません。今回は両方とも3列のオイスターブレスレットですが、写真ではGMTの中央リンクが鏡のように反射し、エクスプローラーⅡは中央まで筋目のある仕上げに見えます。ケースだけでなく、手首へ続く金属の光り方まで比べたいところです。どちらもオイスターロックと約5mmのイージーリンクを備え、装着時の長さを調整できます。
共通する機械性能から、使い方の違いへ
両方に搭載される自動巻キャリバー3285は、日付表示と第2タイムゾーン表示を担います。公称パワーリザーブは約70時間、ケーシング後の精度基準も日差−2〜+2秒で共通です。この二本を選ぶとき、ムーブメントの型番だけでは決め手になりません。回転ベゼルで参照時刻を切り替える操作を楽しみたいならGMTの機能を、固定目盛りと白・黒・オレンジのコントラストを重視するなら今回のエクスプローラーⅡを、実物で確かめる理由になります。最後は時刻を読む動作と、腕を動かしたときの見え方を合わせて比べてみてください。
気になる一本をじっくり見る
確認した資料
- Rolex:GMTマスターⅡ 126710BLNR-0003 技術的詳細 ↗
- Rolex:エクスプローラーⅡ 226570-0001 技術的詳細 ↗
- Rolex:GMTマスターⅡ 日本語ユーザーガイド(2つの時刻と別のタイムゾーン) ↗
- Rolex:エクスプローラーⅡの特徴 ↗
- Rolex:GMTマスターⅡの特徴 ↗
次に読む
スカイドゥエラーとGMTマスターⅡ。旅先の時刻に、月とカレンダーまで加えるか →
GMTマスターⅡ、オイスターとジュビリー。青黒ベゼルは同じでも、腕元は変わる →